VARってどう使うの?新パッケージ解説

Ver.1.19で新たにVAR形式のアドオンパッケージシステムが実装されました。これってどんな利点があるの?どうやって使うの?わからないことが多いですよね。現在はシステムの移行に伴う混乱が多く見られますが、正しく稼働し始めれば非常にわかりやすく便利なものになります。今回はVARの利点とその使い方について解説します。

VARの利点とは


利点その1 重複ファイルをなくして容量節約
多くのクリエイターに利用される定番の人気MODがあるとします。(MODとはソフトウェアに追加や改変を行うデータのこと。)多数のシーンにこのMODが内蔵されて配布されたらどんな事がおこるでしょう。シーンの保存フォルダの中に、そのMODの大量の複製が存在することになり、ストレージ容量を無駄に消費します。これまで配布に用いられてきたVACパッケージも容量を無駄に圧迫するうえプラグインを正しく同梱できないなどの問題があったため廃止する必要がありました。

利点その2 ユーザーのソフトウェア環境統一
VaMは自由にMODを導入できますが、ユーザーによって入手したファイルの置き場所が違っている場合があります。作者別や種類別に分類してフォルダを分けて保存する人もいれば、サブフォルダをいっさい作らない人もいるでしょう。これがファイルの重複やエラーを招く要因のひとつになっていました。
VARアドオンの場合はこのような問題がおこらず、全ユーザーが同一のソフトウェア環境を共有できます。

利点その3 導入/削除が簡単
VAR形式のファイルはその中身が何であれ、\AddonPackagesフォルダに放り込むだけ。万が一エラーを引き起こす不良品だったとしても簡単に削除できます。
前提アドオンが必要な場合にも何が必要かわかりやすくなっています。今後は必要ファイルの自動ダウンロード機能も追加される予定とのことです。

利点その4 著作権の扱いが明確に
VARアドオンにはクリエイティブ・コモンズによる基準が明記されていて、使用にかかる著作権者の意向がひと目でわかるようになりました。曖昧だと困る部分なので、これなら安心して利用できますね。


とても簡単!VARパッケージの使い方

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入手したVARファイルはAddonPackages内に配置します。VARは実際には低圧縮のZIPファイルなんですが解凍せずにそのまま使用してください。リネームも厳禁です。使用しているブラウザなど環境によっては勝手にZIP形式にリネームされちゃうこともあるらしいので注意が必要です。
VARは収録されているコンテンツによっては他のVARに依存していることがあります。必要な依存ファイルがあれば作者の説明もしくは一緒に配布されているdepend.txtに入手先の情報があります。持っていないファイルであれば導入しておきましょう。
※拡張子(.var)の直前の数字がバージョンです。depend.txtに記載の必要ファイルのバージョンがLatestであれば最新版を、数字であればそれと同一のバージョンのパッケージを入手しましょう。

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Package Managerで詳細に確認することもできます。作者のコメントや取扱説明を見られます。
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右下のReferencesの欄にあるのが必要な依存ファイル。不足している物は赤く強調表示されます。

VaMの起動時にアドオンの整合性がチェックされます。この時に出るエラーは要チェック!
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不足ファイルを見つけ出して導入したらパッケージマネージャーのRescan Packagesをクリックするか、VaMを再起動しましょう。
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整合性が再チェックされ、使用できる状態になります。VaMクライアントで直接ダウンロードした場合は自動的に再チェックが実行されます。

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VARパッケージに含まれるコンテンツをロードする時はVaMのファイルブラウザで左のペインからAddonPackages FlattenedもしくはAddonPackages Filteredを選択します。この内臓ブラウザは1.19ではまだ正直使いにくいです。今後のバージョンアップに期待ですね。

不要なファイルの削除
既存のMODやコンテンツが作者によってVAR形式にリメイクされて配布されたら、元のファイルは削除しても構いません。髪や服はアイテムIDが同一の物であれば、自動的に最新の物が使用されます。※元のファイルを削除した場合、そこにあったテクスチャを参照するプリセットがエラーを吐くことがありますが仕様です。プリセットを再設定して上書き保存してください。

Hub Browseでダウンロード
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Ver.1.20で追加されました。VaMクライアントで直接VARをダウンロードできます。自動的にAddonPackagesフォルダに配置されるので楽チンですね。依存ファイルもHubにアップされているものならワンタッチで入手できます。
この種のソフトってMOD環境の構築やらプラグイン導入やらで難しそう…と尻込みしているライトユーザーにとっても、手軽に楽しめる環境が整ってきたのではないかと思います。

VARパッケージのバージョン
拡張子(.var)の直前にある数字はパッケージのバージョンを示しています。各種ブラウザでLatest Onlyにチェックが入っていれば最新版のみ表示されます。
アセットや服や髪のアドオンなら最新版だけ残して古いものを削除しても良いですが、プラグインアドオンは古いバージョンも残しておくことをお奨めします。


次回はVARの作り方を解説します

取り急ぎ、VARの使い方をザックリ解説してみました。次回はクリエイターの方向けに、VARでの配布を前提としたシーンの作り方とパッケージビルダーの使い方を解説しようと思います。


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